2021年6月29日
「ストレートネック」という言葉を、最近耳にしませんか?今日はストレートネックについてお話したいと思います。近年までは「肩こり」などと一緒に考えられていましたが、肩こりだけでなく首こりや頭痛、眼精疲労、めまい、吐き気、そして時には顎関節症や側弯症などを引き起こす、可能性があります。ストレートネックは近年急激に増えており、その原因の1つがスマートフォンの使い過ぎと言われています。でもスマホ操作はもう日常生活の一部、という方も多いのではないでしょうか?ストレートネックで姿勢が悪くなると首の筋肉の影響が、筋膜で一続きである頭皮やおでこにも生じ、なんとおでこのシワにまで発展する!と言われています。そんなことになる前に、ストレートネック予防の1分間ストレッチを紹介します。1日数回はスマホを置いてやってみてくださいね。どうしてスマートフォンが原因に?ストレートネックの大敵は「悪い姿勢」肩こり・首こり、頭痛がひどい方はもちろん、スマートフォンを使っている人なら今は無症状でもストレートネックを疑った方がいいかもしれません。というのも、スマホの操作姿勢にストレートネックになりうる原因があるのです。スマホを持つ手は体の前方下方向にあるため、それを見るために自然と頭部は肩口よりも前に突き出ます。それが首へのダメージとなり、様々なトラブルに発展するのです。本来、首の骨は重たい頭部の衝撃を吸収するために緩やかに前弯のカーブを描いています。頭部の重さはボーリングの球ほどの重量があるので、頭が前に突き出ると頸椎の前弯カーブが損なわれ、頸部がストレートになります。これがストレートネック。頭の重さがダイレクトに首や肩周りへの負荷となることが自ずと分かるでしょう。首の骨が正常な位置にあれば血液はスムーズに流れますが、ストレートネックの状態だと、血液の流れ道、気の流れ道に負担がかかり、気血の巡りが悪くなります。その結果、肩こり・首こりや冷え、イライラや不眠など、様々な不調につながってしまうというわけです。たかが肩こり・首こりだと甘くみないで、スマホから目を離したタイミングで、まずは姿勢を正すことを意識しましょう。次回は正しい姿勢のチェックとストレッチについてお話したいと思います。
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