栄養不足が原因で髪の毛や頭皮のトラブルがおこります!
髪がパサついてきた…、髪にコシがなくなってきた…、30代になるとこういった髪の悩みが出始めてきますよね。 高価なシャンプーやトリートメントなどを色々試してみても、20代の頃のような美しい髪はなかなか取り戻せません。 なぜなら髪のトラブルを招くのは、「髪の毛の栄養不足」が主な原因と言われているからです。 髪の毛の約95%はケラチンと呼ばれるタンパク質でできており、ケラチンは18種類ものアミノ酸で構成されています。 食事からタンパク質などを取り入れて髪に栄養を与えてあげることが、美髪を作るためには必要です。 食事などから取り入れる栄養が髪に行き届きづらくなると、髪の元気が失われていきます。 その結果、抜け毛が多くなったり白髪が増えたり、また薄毛になったりコシのないボリュームのない髪になってしまうそうです。 ●女性ならではの悩み・・・ホルモンの乱れ 特に女性の場合、30代から少しずつ女性ホルモンの分泌が減少してきます。女性ホルモンの一つであるエストロゲンは髪の成長に欠かせない成分ですから、年齢とともに髪や頭皮の悩みが増えるのは避けられないことともいえるでしょう。さらに妊娠や出産などによるホルモンの乱れが、抜け毛の原因になってしまうことも。髪の毛に必要な育毛三大栄養素+αとは?
■タンパク質は髪の主成分
髪の主成分は「ケラチン」と呼ばれるタンパク質です。ケラチンを構成するアミノ酸の多くは、体内で生成されない必須アミノ酸ですから、食事などで取り入れるしかありません。
タンパク質は髪の毛だけに使われるのではなく、臓器や血液・神経細胞などを作ったり、修復するためにも使われます。生死を左右しない髪の毛は、これらに比べて体にとっての優先順位が当然低く後回しになり、タンパク質不足になると髪の毛にまで栄養が行き届きにくくなります。
すると原料が足りなくなった髪の毛は痩せ細り、コシやハリがなくなってしまうのです。
そのため、積極的にタンパク質を食事から取り入れる必要があります。
■ビタミンは新陳代謝・血液循環を促す
食事から取り入れたタンパク質をできるだけムダなく吸収し髪の栄養にしていくためには、ビタミンが欠かせません。ビタミンは様々な栄養素をしっかり働かせるための潤滑剤のような存在です。
タンパク質だけを摂るよりも、ビタミンを適量取り入れることでタンパク質がより有効に使えるのですね。
また、健康な髪を育てるためには、健康な頭皮が不可欠です。ビタミンは頭皮乾燥を防いだり、皮脂の過剰分泌を防いだり、血行を良くしたりすることで髪の成長を助けてくれます。
●ビタミンA…新陳代謝を促し、乾燥やかゆみなど頭皮のトラブルを防ぎます。過剰摂取は頭皮を硬くして髪の成長に逆効果となるので、サプリメントを飲んでいる場合など摂取量には注意が必要。
●ビタミンB群…摂取したタンパク質の吸収を高め、細胞の新陳代謝を促進する働きがあります。頭皮の新陳代謝を良くし、ケラチンの構成に欠かせないビタミンです。
●ビタミンC…抗酸化作用があり、コラーゲンやタンパク質の構成を促進する働きをします。
●ビタミンE…血行を良くし、髪に栄養が届きやすくなるようサポートしてくれます。
次回も髪の毛に必要な栄養素などご紹介しますね!