5月の第2日曜は『母の日』
BLOG 2019年5月10日
今週末の日曜日は『母の日』ですね。
なぜ母の日が5月の第2日曜になったのか、有力説として語られることが多いアメリカ発祥説を紹介します。
『母の日』の由来
アメリカ合衆国とアメリカ連合国で争われた南北戦争(1861年~1865年)の最中、負傷兵の救護や衛生管理を行うため、「母の仕事の日」と銘打ち、敵味方を問わず地域の女性を結束させたアン・ジャービスという女性活動家がいました。
そのアン・ジャービスの死から2年経った1907年5月12日。娘のアンナ・ジャービスが、母アンが生前に日曜学校の教師をしていたという教会で記念会を開催、その際、母が大好きだったという白いカーネーションを祭壇に掲げたと言われています。
この行為がアメリカ全土に広がりを見せ、1914年、当時のウイルソン大統領が、5月の第2日曜を「母の日」として国民の祝日に制定しました。
亡き母に白いカーネーションを贈ったアンナの行為を受け、後に「母が他界している場合は白いカーネーション」「母が健在であれば赤いカーネーション」を胸に飾るようになったと言われ、それがやがて、「母の日にはカーネーションを贈る」という習慣へ変化していったと言われています。
なお日本では、明治末期から大正にかけて広まったとされ、昭和初期から戦後しばらくの間は、当時の皇后(香淳皇后)の誕生日3月6日が「母の日」とされていました。
その後、1937年(昭和12年)5月8日に、森永製菓が第1回「森永母の日大会」(下記)を開催。1949年(昭和24年)頃からはアメリカに倣い、5月の第2日曜に行われるようになったようです。