髪の毛が伸びるのが早い人遅い人
BLOG 2018年10月19日
髪が伸びるのが早い人遅い人の違いは?
本当に髪の毛の生える速度には個人差があるのでしょうか?
実は、髪の毛の生える速度に個人差はありません。
髪の毛が伸びる早さは個人差によって多少の違いはありますが、基本的にはほぼ同じです。
では、なぜ髪の毛が伸びるのが早く感じるのでしょうか。
その理由は、髪の毛の成長の仕方が関係しています。
髪が早く伸びているように見える人は、髪が正常に、そして健康的に育っている人です。
反対に、あまり伸びない人は、髪が弱く、抜け毛が多い人です。
平均的な成長スピードってどれくらい?
髪の毛の伸びる量は、基本的に共通しています。
日本人の場合、1日に0.4ミリほど伸びます。つまり、1か月で約1センチ、1年で12センチ伸びる計算です。
もちろん頭皮の環境によって多少は左右されます。頭皮の環境が良い場合、より1センチ伸びやすくなり、逆に悪い場合1センチ短くなります。さらに悪い人は、伸びきる前に髪の毛が抜けます。
では髪の毛の成長スピードが正常な人と遅い人ではどのような違いがあるのでしょうか。その違いを3つ説明します。
血行の違い
頭皮の血行が良い人は正常なスピードで髪の毛が伸びますが、頭皮の血行が悪い人は髪の毛の成長スピードが遅くなります。その理由は髪の毛の成長に必要な栄養は血液によって運ばれるからです。
髪の毛の成長にはタンパク質、亜鉛、ビタミンなどの栄養が必要不可欠です。それらの栄養を摂取すると血液によって頭皮に運ばれ、髪の毛の成長のために使われます。血行が良ければ、栄養が問題なく頭皮まで届くため、髪の毛は正常なスピードで伸びます。ですが血行が悪いと頭皮に栄養が届きづらくなってしまい、栄養不足によって髪の毛が伸びるスピードが遅くなるのです。
食事の違い
髪の毛の成長には、タンパク質、亜鉛、ビタミンなどの栄養が必要です。そのためバランスが良い食事をしている人は正常なスピード髪の毛が伸びやすく、偏った食事をしている人は髪の毛が伸びにくいと言えます。
髪の毛の約90%はタンパク質でできているため、タンパク質が不足すると髪の毛の成長スピードが悪くなります。亜鉛は食事で摂取したタンパク質を髪の毛に変えるはたらきがあります。タンパク質を摂取しても亜鉛が不足すると、髪の毛が作られにくくなります。ビタミンはタンパク質や亜鉛の吸収率を高めるはたらきがあります。ビタミンが不足すると吸収率が悪くなるため、髪の毛が作られにくくなります。
このように、3つの栄養は髪の毛の成長に深く関わっているため、どれか1つでも欠けると髪の毛の成長スピードは遅くなります。
睡眠の質の違い
日中眠気を感じているような睡眠不足の人は、睡眠に満足を感じている人に比べて髪の毛の成長スピードが遅くなります。その理由は睡眠不足によって成長ホルモンが少なくなると、髪の毛が成長しづらくなるからです。
睡眠中には多くの成長ホルモンが分泌されます。成長ホルモンには、体内の栄養をエネルギーとして使えるように変えるはたらきがあり、このはたらきによって食事で摂取した栄養が、髪の毛の成長に使われます。
成長ホルモンは深い眠りに入っているときに多く分泌されます。そのため、睡眠不足の人は成長ホルモンが正常に分泌されておらず、髪の毛の成長スピードが遅くなります。
こういった違いから早かったり遅かったりするんですね!
次回は髪が伸びるメカニズムをご紹介します。